公文国際学園中等部・高等部|公文式の「自学自習」を実践する神奈川屈指の共学進学校の特徴・入試情報・進学実績を徹底解説
「自学自習」の力で難関大学現役合格率約6割を実現。未来を切り拓く力を身につける
公文国際学園中等部・高等部は、1993年(平成5年)に公文式学習指導法を考案した公文公(くもん・とおる)の「公文の教えを実際の教育現場で」との思いから創立された、完全中高一貫の共学校です。横浜市戸塚区の広大な緑に囲まれたキャンパスで、最大で地下6階、地上3階の9階建ての校舎、広大な人工芝グラウンド、462席の食堂など、充実した施設が整っています。
「自学自習」を教育の根幹とし、生徒一人ひとりが自ら学ぶ力を育てることを重視しています。高校からの生徒募集を行わない完全中高一貫校で、生徒数は約1,000名(中等部516名、高等部478名)です。2025年度は東京大学2名、京都大学1名、早慶上理101名(現役合格率58.54%)、医学部医学科2名など、例年約6割の生徒が難関大学に現役合格する優れた進学実績を誇ります。寮も完備しており、全国から意欲的な生徒が集まる環境です。
公文国際学園の概要
学校の特徴
公文国際学園中等部・高等部は、1993年に公文式学習指導法を考案した公文公の理念を実践する学校として開校しました。創立30年と歴史は浅いですが、「自学自習」を軸とした教育により、着実に進学実績を積み重ねてきました。
1996年には高等部が開校され、1999年に第1期生が卒業しました。2008年に新校舎(現在のグリーンゾーン)が完成し、2012年にはグラウンドが全面リニューアルされ人工芝となりました。
神奈川県で最も新しい中高一貫校の一つですが、例年、約6割の生徒が難関大学に現役合格するという優れた進学実績を誇ります。2023年春の現役合格の実績は、東大5人をはじめ、国公立に33人、早慶上理に123人でした。
高校からの生徒募集を行わない完全中高一貫校で、生徒数は約1,000名(中等部516名、高等部478名)です。男女共学で、全国から意欲的な生徒が集まります。
寮も完備しており、遠方からの生徒も安心して通学できる環境が整っています。
教育理念
公文国際学園の教育理念は、公文式学習指導法の根幹である「自学自習」です。
自学自習の力
生徒一人ひとりが自ら学ぶ力を育てることを最も重視しています。教師が一方的に教えるのではなく、生徒が自分で考え、自分で問題を解決する力を養います。
この「自学自習」の力こそが、社会に出てからも役立つ、生涯にわたって学び続ける基礎となると考えています。
国際性の育成
学園名に「国際」とあるように、国際性を育む教育にも力を入れています。グローバルな視野を持ち、異文化を理解し尊重する心を育てます。
個性の尊重
一人ひとりの個性を尊重し、それぞれの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。
所在地・アクセス
所在地
〒244-0004 神奈川県横浜市戸塚区小雀町777
アクセス
- JR東海道本線・根岸線・横須賀線・湘南新宿ライン、湘南モノレール江の島線「大船」駅より直行バスにて約8分
- 路線バス大船駅西口5番のりばより約10分、小雀バス停にて下車徒歩約5分
横浜市戸塚区の広大な緑に囲まれた高台に位置し、自然豊かな環境の中で学ぶことができます。
公文国際学園の特徴
敷地・立地
公文国際学園は、横浜市戸塚区の高台に位置しています。かつて広大な森だった傾斜地を造成し、土地の斜面を利用して、最大で地下6階、地上3階の9階建て校舎が建てられました。
スケールが大きいのは校舎だけではありません。開校20年を機にリニューアルされた人工芝のグラウンドは、広大な面積を誇り、ナイター設備も整っています。
校舎の屋上には、全国でも珍しいビーチバレー専用のコートがあり、ビーチバレーの強豪であるバレーボール部が練習に励んでいます。
明るい陽射しが差し込む食堂も、なんと462席もある広さです。ビーフカレーやたーめん、日替わり定食などボリューム満点で豊富なメニューが、勉強や部活動を頑張る生徒たちの胃袋を満たしています。
周辺環境
横浜市戸塚区の閑静な住宅街に位置し、学習に集中できる静かな環境が整っています。広大な緑に囲まれた自然豊かな環境で、都会の喧騒から離れた理想的な学習環境です。
大船駅から直行バスで約8分と、通学の利便性も兼ね備えています。
教育方針
カリキュラム概要
公文国際学園では、「自学自習」を軸とした中高6ヵ年一貫教育のカリキュラムを編成しています。
中等部
中等部では基礎的・基本的な学力をしっかりと身につけます。「自学自習」の習慣を確立し、自ら学ぶ力を育てます。
高等部
高等部では大学進学を見据えた応用力を育成します。生徒一人ひとりの進路希望に応じた、きめ細やかな指導が行われます。
公文式の活用
希望者は公文式学習を継続することができます。公文式で培った「自学自習」の力を、さらに深めることができます。
自学自習の実践
公文国際学園の最大の特徴は、「自学自習」を実践することです。
自分で学ぶ力
教師が一方的に教えるのではなく、生徒が自分で考え、自分で問題を解決する力を養います。わからないことがあれば、まず自分で調べ、考えることを習慣づけます。
学習環境の整備
図書館や自習室など、自学自習のための環境が充実しています。生徒たちは放課後も学校に残り、自主的に学習に取り組んでいます。
教師のサポート
生徒が自ら学ぶことを基本としながらも、必要な時には教師が適切にサポートします。一人ひとりの理解度に応じた、きめ細やかな指導が行われています。
国際理解教育
海外研修プログラム
希望者を対象とした海外研修プログラムがあり、語学力の向上と国際的な視野を育みます。
帰国生の受け入れ
帰国生の受け入れにも積極的で、多様なバックグラウンドを持つ生徒が共に学ぶ環境が整っています。
学習サポート
きめ細やかな指導
生徒一人ひとりの学習状況を把握し、きめ細やかな指導を行います。教員と生徒の距離が近く、質問しやすい環境が整っています。
補習・講習
長期休暇中には補習・講習が実施され、基礎固めが必要な生徒には補習を、さらに高度な内容を学びたい生徒には発展的な講習を提供しています。
大学受験への取り組み
公文国際学園では、「自学自習」の力を活かし、難関大学への現役合格を目指します。
進路指導の特色
例年、約6割の生徒が難関大学に現役合格しています。早い段階から進路について考える機会を設け、大学や学部について理解を深めます。
受験対策
高等部では大学受験対策に集中できるよう、カリキュラムが組まれています。「自学自習」の力を最大限に活かし、効率的に学習を進めます。
卒業生によるサポート
卒業生による講演会なども開催され、先輩たちの経験を聞くことができます。トップスイマーから医学部合格者まで、多様な進路を実現した先輩たちの話が、在校生の励みとなっています。
部活動
公文国際学園では、部活動が盛んで、運動部・文化部ともに活発に活動しています。
運動部
バレーボール部(ビーチバレー)、サッカー部、野球部、バスケットボール部、テニス部、卓球部、陸上競技部、水泳部など
文化部
吹奏楽部、軽音楽部、演劇部、美術部、写真部、放送部、科学部、コンピュータ部、ESS(英語部)など
強みのある部活動
バレーボール部(ビーチバレー)
校舎の屋上にビーチバレー専用のコートがあり、ビーチバレーの強豪として知られています。全国大会にも出場する実力を持っています。
水泳部
トップスイマーを輩出するなど、水泳部も活発に活動しています。
その他
広大な人工芝グラウンドやナイター設備など、充実した施設で部活動に打ち込むことができます。
公文国際学園生の特長
校則
公文国際学園は、生徒の自主性を重んじる自由な校風で、校則は必要最低限のものに留められています。
携帯電話・スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用は禁止されています。生徒の良識に任せる部分も多く、自主的に考えて行動することが求められます。
服装については指定の制服がありますが、過度に厳しい規則ではなく、バランスの取れた校則となっています。
制服
公文国際学園の制服は、シンプルで清潔感のあるデザインです。
冬服(男子)
紺色のブレザーに、グレーのスラックス、白いシャツ、ネクタイを着用します。
冬服(女子)
紺色のブレザーに、チェックのスカートまたはスラックス、白いブラウス、リボンまたはネクタイを着用します。
夏服
男女ともに白を基調とした爽やかなデザインで、夏の暑い時期でも快適に過ごせます。
進学実績
公文国際学園中等部・高等部は、「自学自習」の力を活かし、例年約6割の生徒が難関大学に現役合格する優れた進学実績を誇っています。
2025年度(最新)進学実績
国公立大学
2025年度は卒業生164名のうち、東京大学2名、京都大学1名、東京科学大学1名、岩手大学1名、宇都宮大学1名、電気通信大学1名、東京芸術大学1名、横浜市立大学3名、名古屋市立大学1名、大阪公立大学1名、高知大学1名、宮崎大学1名、防衛大学校1名など、国公立大学に合格しています。
医学部医学科
2025年度は医学部医学科に2名が合格しており、横浜市立大学(医)1名、宮崎大学(医)1名に合格しています。
私立大学
2025年度の主な私立大学合格実績は、早稲田大学36名、慶應義塾大学34名、上智大学21名、東京理科大学10名で、早慶上理の合計は101名(現役96名)となっています。現役合格率は58.54%と非常に高い数値を記録しています。
2024年度進学実績
2024年度は卒業生147名のうち、東京大学5名、京都大学1名、東京科学大学2名、早稲田大学26名、慶應義塾大学14名、上智大学24名、東京理科大学12名で、早慶上理の合計は76名(現役71名、現役合格率48.3%)でした。
2023年度進学実績
2023年度は東大5人をはじめ、国公立に33人、早慶上理に123人が現役合格しました。
進学実績の特徴
公文国際学園の進学実績の特徴は、現役合格率の高さです。「自学自習」の力を活かし、効率的に学習を進めることで、多くの生徒が現役で難関大学に合格しています。
例年、約6割の生徒が難関大学に現役合格しており、東京大学・京都大学をはじめとする最難関大学、早慶上理、GMARCHなど、幅広い難関大学に進学しています。
入試情報
入試の特徴
公文国際学園中等部の入試は、基本から標準レベルの問題を中心としながらも、思考力を問う問題も出題されます。
入試は複数回実施されます。各科目とも、中学受験の学習範囲をしっかりと理解し、速く正確に解答する力が求められます。
入試日程(2026年度)
A入試
- 試験日:2026年2月1日(日)午前
- 募集人員:約110名
- 試験科目:2科(国語・算数)(国語・数学)(国語・英語)(数学・英語)
B入試
- 試験日:2026年2月3日(火)午前
- 募集人員:約40名
- 試験科目:4科(国語・算数・社会・理科)
帰国生入試
12月実施予定
募集要項
募集人員
- A入試:約110名
- B入試:約40名
出願方法
Web出願となります。出願期間は1月中旬を予定しています。
受験料
詳細は学校公式ホームページでご確認ください。
学費(年額概算)
詳細は学校公式ホームページでご確認ください。
寮について
寮も完備しており、遠方からの生徒も安心して通学できます。全国から意欲的な生徒が集まる環境が整っています。
当日の対応
複数回受験する場合は、待機室が用意されます。広大なキャンパスと充実した施設で、安心して受験できます。
詳細な募集要項は、必ず学校公式ホームページでご確認ください。
おすすめポイント
1. 公文式の「自学自習」を実践
公文式学習指導法を考案した公文公の理念を実践する学校です。「自学自習」の力を育て、生涯にわたって学び続ける基礎を築きます。
2. 難関大学現役合格率約6割
例年、約6割の生徒が難関大学に現役合格する優れた進学実績を誇ります。2025年度は早慶上理の現役合格率が58.54%と非常に高い数値を記録しています。
3. 創立30年の新しい学校
1993年創立と歴史は浅いですが、着実に進学実績を積み重ねてきました。神奈川県で最も新しい中高一貫校の一つです。
4. 広大なキャンパスと充実した施設
最大で地下6階、地上3階の9階建て校舎、広大な人工芝グラウンド、ナイター設備、屋上のビーチバレーコート、462席の食堂など、充実した施設が整っています。
5. 完全中高一貫の共学校
高校からの生徒募集を行わない完全中高一貫校です。男女共学で、約1,000名の生徒が学んでいます。
6. 寮完備で全国から生徒が集まる
寮も完備しており、遠方からの生徒も安心して通学できます。全国から意欲的な生徒が集まり、切磋琢磨する環境が整っています。
7. 国際理解教育
学園名に「国際」とあるように、国際性を育む教育にも力を入れています。帰国生の受け入れにも積極的で、多様なバックグラウンドを持つ生徒が共に学びます。
8. 大船駅から直行バス
JR大船駅から直行バスで約8分と、通学の利便性に優れています。横浜市戸塚区の広大な緑に囲まれた自然豊かな環境です。
まとめ
公文国際学園中等部・高等部は、1993年創立、公文式学習指導法を考案した公文公の「公文の教えを実際の教育現場で」との思いから設立された、完全中高一貫の共学校です。「自学自習」を教育の根幹とし、生徒一人ひとりが自ら学ぶ力を育てることを最も重視しています。
創立30年と歴史は浅いですが、「自学自習」を軸とした教育により、着実に進学実績を積み重ねてきました。例年、約6割の生徒が難関大学に現役合格する優れた進学実績を誇ります。2025年度は卒業生164名のうち、東京大学2名、京都大学1名、早慶上理101名(現役合格率58.54%)、医学部医学科2名など、高い現役合格率を維持しています。
横浜市戸塚区の広大な緑に囲まれた高台に位置し、最大で地下6階、地上3階の9階建ての校舎、広大な人工芝グラウンド、ナイター設備、屋上のビーチバレーコート、462席の食堂など、充実した施設が整っています。かつて広大な森だった傾斜地を造成し、土地の斜面を利用して建てられた校舎は、スケールの大きさが特徴です。
高校からの生徒募集を行わない完全中高一貫校で、生徒数は約1,000名(中等部516名、高等部478名)です。男女共学で、寮も完備しており、全国から意欲的な生徒が集まります。
「自学自習」の力を育てることを最も重視し、教師が一方的に教えるのではなく、生徒が自分で考え、自分で問題を解決する力を養います。図書館や自習室など、自学自習のための環境が充実しており、生徒たちは放課後も学校に残り、自主的に学習に取り組んでいます。
部活動も盛んで、校舎の屋上にある全国でも珍しいビーチバレー専用のコートで、ビーチバレーの強豪であるバレーボール部が練習に励んでいます。広大な人工芝グラウンドやナイター設備など、充実した施設で部活動に打ち込むことができます。
JR大船駅から直行バスで約8分と、通学の利便性にも優れています。横浜市戸塚区の閑静な住宅街に位置し、学習に集中できる静かな環境が整っています。
中学受験を目指すお子様にとって、公文国際学園中等部・高等部は、公文式の「自学自習」の力を育て、生涯にわたって学び続ける基礎を築き、難関大学現役合格率約6割という優れた進学実績により、未来への可能性を大きく広げることができる学校です。広大なキャンパスと充実した施設の中で、全国から集まった意欲的な仲間たちと切磋琢磨し、充実した6年間を過ごすことができるでしょう。
学校説明会やオープンスクールなどのイベントに参加して、ぜひ実際の雰囲気を体験してみてください。公文国際学園の教育理念や校風、そして広大なキャンパスが、お子様の成長に合っているかをご確認いただくことをおすすめします。
中学受験に挑戦される皆さまを応援する気持ちを込めて、参考にしていただき、少しでもお役に立てれば嬉しいです。ただし、最新情報や正確な内容については、本記事と異なる場合があります。入試情報や学校行事の詳細は、必ず各学校の公式ホームページでご確認ください。

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