清泉女学院中学高等学校|鎌倉の伝統あるカトリック女子校の特徴・入試情報・進学実績を徹底解説
キリスト教の愛の精神を基盤に、グローバルな視野と豊かな心を育む
清泉女学院中学高等学校は、1947年(昭和22年)に神奈川県横須賀市に開校し、1963年に現在の鎌倉市城廻(たまなわ)に移転した、カトリック系の完全中高一貫女子校です。「神のみ前に 清く 正しく 愛ふかく」を教育理念に掲げ、世界17カ国に63校の姉妹校を持つ国際的なネットワークを持っています。創立以来続く「倫理」の授業を中心としたキリスト教精神に基づく教育と、「ライフオリエンテーション」「グローバル」「ライフナビゲーション」「サイエンス・ICT」の4つのスペシャルプログラムで、生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばします。また、音楽部は全国トップクラスの実績を誇り、国際大会でも総合グランプリを受賞するなど、文武両道の教育が実践されています。
清泉女学院の概要
学校の特徴
清泉女学院中学高等学校は、カトリック女子修道会である「聖心侍女修道会(本部:イタリア・ローマ)」を母体として設立されたミッションスクールです。日本国内に5校、世界17カ国に63校の姉妹校を持ち、国際的なネットワークの中で教育を行っています。
完全中高一貫教育を実施しており、高校からの生徒募集は行っていません。教育システムは前期(中1~中2)、中期(中3~高1)、後期(高2~高3)に分かれており、6年間の発達段階に応じた一貫したプログラムを提供しています。
授業時間は1コマ65分で、基本1日5時限となっており、「導入(目標の確認)・実践・振り返り」までの一連の流れを1コマの中で完結させることができます。この仕組みにより、予習・復習・宿題に取り組みやすく、通学時の荷物も少なくなるメリットがあります。
生徒の約9割がクラブ活動に所属しており、特に音楽部は全国トップクラスの実績を誇ります。また、ソフトテニス部、ソフトボール部、演劇部なども大会で優秀な成績を残しており、文武両道の校風が根づいています。
教育理念
清泉女学院の教育の中心には「神のみ前に 清く 正しく 愛ふかく」という建学の精神があります。これは「永遠の真理であり愛の源である神を敬い、キリストの生き方に基づいて、神から愛された者として愛し合うこと」を意味しています。
この理念を具体的に表すのが「10の価値」です。10の価値は、「愛」を中心にして「生命の尊重」「無償性」「一致・兄弟愛」「正義・連帯」「和解・平和」「喜び・希望」「真理」「自由」「責任」と同心円状に広がる図で表されます。これは母体である「聖心侍女修道会」が考案したもので、世界中の姉妹校すべてで共有されている普遍的な価値観です。
清泉女学院では「あなたはあなたのままで素晴らしい」という価値観を大切にし、数字では測れない生徒一人ひとりの個性やタレント(賜物)を尊重することを重視しています。知識の習得だけでなく、豊かな人間性を持ち、社会の平和に貢献できる「平和の種をまく人」の育成を目指しています。
所在地・アクセス
所在地
〒247-0074 神奈川県鎌倉市城廻200
アクセス
- JR東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン「大船」駅下車、バス約5分
- JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン・湘南モノレール利用可能
大船駅は5路線が利用でき、東京・川崎・横浜方面や小田原・横須賀方面からの通学にも便利な立地です。学校は堅城として知られる玉縄城跡に位置し、湘南の小高い丘の上にあるため、自然豊かな環境に恵まれています。
清泉女学院の特徴
敷地・立地
清泉女学院中学高等学校は、鎌倉市の北部、玉縄城跡の小高い丘の上に位置しています。キャンパスからは相模湾・箱根・丹沢を遠望することができ、校内は玉縄城跡の樹木や草花に恵まれ、鳥のさえずりも多く聞こえる自然豊かな環境です。
学校の周辺は長い歴史を持つ由緒ある地域で、歴史や文化が継承されたスポットが数多く存在しています。学習環境としては最適な静かで落ち着いた立地となっています。
周辺環境
最寄りの大船駅周辺は自然豊かで、歴史や文化が継承されたスポットやエピソードに事欠きません。鎌倉という歴史と文化の街に立地していることで、日常的に豊かな文化環境に触れることができます。
通学の利便性と自然環境の豊かさを兼ね備えた理想的な環境で、生徒たちは6年間を過ごすことができます。
教育方針
カリキュラム概要
清泉女学院では、充実したカリキュラムときめ細やかな指導が、4つの教育プログラムと重なることによって、主体的に関わろうとする生徒を育てています。
教育システムは前期(中1~中2)、中期(中3~高1)、後期(高2~高3)の3段階に分かれています。
前期(中1~中2)
基礎的・基本的な学力の定着を促すため、自ら計画を立てて学習をする姿勢を育みます。習熟度に分けた補習を実施して、学習をサポートします。
中期(中3~高1)
社会(他者・世界)に対して関わりを持とうとする時期です。より高度な知識・技能の習得と、自らの考えを表現する場を設けています。
後期(高2~高3)
学校オリジナルで設定した科目から、希望の進学先に合わせて選択をします。卒業生・社会人による講演や大学についての説明を校内で受ける機会があります。
授業は1コマ65分、1日基本5時限で、予習・復習・宿題に取り組みやすい時間配分となっています。
4つのスペシャルプログラム
清泉女学院の学びを支える4つの柱があります。
1. ライフオリエンテーションプログラム
中1から高3の6年間一貫して、体験型の「心の教育」を行います。創立以来続く「倫理」の授業を中心に、キリスト教をベースとしつつ、キリスト教以外の宗教や思想などを幅広く学び、生徒一人ひとりの視野を広げ生き抜く力を育みます。倫理の授業は在校生にも人気が高く、卒業後も心の支えになると評価されています。
2. グローバルプログラム
地球市民としての責任と自覚を促し、持続可能な社会をつくり上げていく使命感とスキルを身につけるため、教科を越えた多様な学びを実践します。ベトナムスタディツアーやボストンカレッジ夏季研修など、世界63校の姉妹校とのネットワークを活かした国際交流プログラムが充実しています。
3. ライフナビゲーションプログラム
具体的に未来を思い描き、将来の目標を明確化するため、大学の授業体験や職場見学、社会人の講演などを通して社会との接点を経験させます。中学3年間を通じた探究プログラム「My Story Project」では、興味・関心がある探究テーマを自身で見つけ、全員が自由な表現でプレゼンテーションを行います。
4. サイエンス・ICTプログラム
洞察力と思考力を育む野外学習や実験観察授業を行い、科学技術をスキルとして身につけるため、ICTを活用した協働学習を行います。中3からは一人一台Chromebookが配られ、それを使った授業が展開されます。
学習サポート
習熟度に分けた補習を実施し、基礎学力の定着を支援しています。また、2024年度からは「チュータープラス」という大学生が教える企画も開始され、より身近な先輩からのサポートも受けられるようになりました。
中学3年から高校3年を対象とする夏期講座が開講され、基礎力の向上を図るものから東大・京大・一橋・医学部などを目指すハイレベルな演習まで、多彩なプログラムが用意されています。
12月から1月には、高3を対象とする大学入試に向けた直前講座が開講され、受験生の得点力を最後まで伸ばします。
大学受験への取り組み
清泉女学院では、進路指導の目標を「生徒一人ひとりが、より広い視野を持って自分の思い描く将来を実現させること」に置いています。大学進学をゴールとするのではなく、自分はどのように生きていきたいのか、そのために何をどこで学んでいくのかを、自ら考え選択できるようにサポートしています。
個別の進路指導
一人ひとりの目指す志望校や学部、受験する入試形態が異なるため、それぞれの生徒に合わせた個別の進路指導・受験対策に力を注いでいます。国公立大学を目指す生徒の共通テストから二次試験までの対策と支援を個別に実施したり、総合型選抜・公募推薦などの対策として提出課題の添削や面接練習などを実施したりしています。
多様な学校設定科目と芸術コース
大学入試を意識した問題演習を行う「特別講義」や、文系・理系問わず必要な生徒が受講できる「小論文」「デッサン演習」などの特徴的な授業が開講されています。音楽・美術系大学への進学を目指す芸術コースもあり、実技試験に向けた実践的な訓練を受けることができます。
卒業生によるサポート
毎年、先輩たちの学習法やアドバイスなどを一つにまとめた「合格体験記」を配信し、在校生の大きな刺激となっています。また、卒業したばかりの大学1年生が来校し、自らの体験や志望校選びのポイント、苦手科目の克服法などを伝える講演会・座談会の機会があります。
部活動
清泉女学院では、約9割の生徒がクラブ活動に所属しており、文化部・運動部ともに活発に活動しています。
運動部
器械体操部、ソフトテニス部、ソフトボール部、卓球部、ダンス部、テニス部、バスケットボール部、バレーボール部、陸上競技部
文化部
ESS(英語部)、演劇部、音楽部、化学部、華道部、管弦楽部、軽音楽部、写真部、手工芸部、書道部、生物部、美術部、文芸部、料理部
強みのある部活動
音楽部(合唱)
清泉女学院の音楽部は全国トップクラスの実績を誇ります。2019年にはラトビア共和国の首都リガで開催されたRIGA SINGS国際合唱コンペティションにおいて、宗教音楽部門・ユース部門・民族音楽部門でそれぞれ1位を獲得し、総合グランプリを受賞しました。
「清泉サウンド」と呼ばれる凛とした透明感のある温かい声が伝統として受け継がれており、全日本合唱コンクールやNHK全国学校音楽コンクールなどの二大コンクールで毎年優秀な成績を残しています。
卒業生も「La Pura Furente」という合唱団を結成して活動を続けるなど、音楽への情熱が卒業後も続いています。
ソフトテニス部・ソフトボール部・演劇部
これらの部活動も大会で結果を残しており、運動部・文化部ともに精力的に活動しています。
清泉女学院生の特長
校則
清泉女学院は、生徒の自主性を尊重しながらも、必要な規律を大切にする校風です。
携帯電話・スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内では電源を切り、カバンの中にしまうことになっています。服装については指定の制服があり、規定に沿った着用が求められます。
規則は生徒たちが安心して学校生活を送るためのものであり、厳しすぎず緩すぎない、バランスの取れた校則となっています。
制服
清泉女学院の制服は、伝統を感じさせるデザインで、多くの生徒に人気があります。
冬服
紺色のジャンパースカートまたはスラックスに白いブラウス、ネクタイを着用します。ネクタイを結ぶスタイルがかっこいいと生徒たちに人気で、高学年になるとウィンザーノットやダブルノットなど結び方にアレンジを加える生徒も増えています。任意購入のコート、セーター、カーディガンもあります。
盛夏服(夏服)
特に人気が高いのが盛夏服です。ギンガムチェック(丸襟)とストライプ(角襟)の2種類から選べるブルーのワンピースタイプで、この盛夏服に憧れて清泉女学院を選んだという生徒も少なくありません。
盛夏服は洗濯機でネットに入れずに丸洗いできる仕様になっており、お手入れの負担が少ない点で保護者の方にも人気です。任意購入ですが、多くの生徒が購入しています。
進学実績
清泉女学院中学高等学校は、理系学部、文系学部、芸術系学部、看護医療・福祉系学部と多様な分野に幅広く進学する実績を持っています。
2025年度(最新)進学実績
国公立大学
2025年度は京都大学1名、東京科学大学1名、大阪大学1名、お茶の水女子大学1名、東京外国語大学1名、横浜国立大学3名、横浜市立大学1名など、難関国公立大学に合格者を輩出しています。
私立大学
2025年度の主な私立大学合格実績は、早稲田大学5名、慶應義塾大学6名、上智大学15名、東京理科大学3名、明治大学10名、青山学院大学9名、立教大学19名、中央大学6名、法政大学7名、学習院大学4名など、難関私立大学への合格者を多数輩出しています。
医学部・薬学部・看護系も充実しており、北里大学13名、昭和薬科大学6名、東京薬科大学2名、東邦大学3名などに合格しています。
芸術系では、女子美術大学10名、多摩美術大学8名、武蔵野美術大学2名、東京音楽大学2名など、芸術コースを設置している強みが表れています。
海外の大学への進学も1名おり、グローバルな進路選択も実現しています。
2024年度進学実績
2024年度は東京大学2名、国際教養大学1名、東京農工大学1名、東京外国語大学1名、東京学芸大学1名、横浜国立大学2名、横浜市立大学2名、金沢美術工芸大学1名、神奈川県立保健福祉大学1名など、国公立大学への合格が続いています。
私立大学では、早稲田大学16名、慶應義塾大学15名、上智大学34名、国際基督教大学1名、明治大学11名、青山学院大学7名、立教大学24名など、安定した実績を維持しています。
2023年度進学実績
2023年度も安定した実績を維持しており、早稲田大学7名、慶應義塾大学10名、上智大学24名、明治大学17名、青山学院大学13名、立教大学17名など、継続的に難関大学への合格者を輩出しています。
分野別進路の特徴
2024年度卒業生160名の分野別進路は、文学・史学・哲学系18%、医・薬・看護・保健系16%、外国語・国際系13%、社会・情報系12%、理工・物理・建築系10%、法律・政治系6%、経済・経営・商学系6%、教育系5%などとなっており、多様な分野に進学していることが特徴です。
推薦入試の充実
上智大学カトリック高等学校特別入学試験
カトリック校としてのつながりを活かした入試で、例年、学年の1割以上が上智大学に進学しています。人数制限はありません。
指定校推薦
2024年度は、横浜市立大学2名、慶應義塾大学5名、上智大学2名、東京理科大学4名、明治大学2名、青山学院大学8名、立教大学3名、中央大学3名、法政大学1名、学習院大学7名、明治学院大学4名、日本大学2名、津田塾大学2名、東京女子大学3名、日本女子大学5名、東京都市大学17名、昭和医科大学(薬)1名、北里大学9名、東京薬科大学2名、日本赤十字看護大学1名、立命館アジア太平洋大学3名など、多くの難関大学から指定校推薦の依頼があります。
姉妹校 清泉女子大学への推薦
清泉女子大学への高大接続入学試験では、一定の出願条件を満たした高3が12月中に清泉女子大の合格を確保でき、その上で他大学を受験することも可能です。結果次第で清泉女子大への進学を辞退することもでき、人数制限はありません。2025年度は31名(うち高大接続入試17名)、2024年度は32名(うち高大接続入試24名)、2023年度は31名(うち高大接続入試24名)が清泉女子大学に進学しています。
入試情報
入試の特徴
清泉女学院中学高等学校の入試は、基本から標準レベルの問題を中心とした出題となっています。入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となります。
清泉女学院では、日頃から倫理の授業を中心に社会問題への関心を深める機会が多く、また何事にも好奇心を持って積極的に挑戦する風土があるため、総合型選抜・公募推薦の入試で合格を勝ち取る生徒が多いのが特徴です。
入試日程(2026年度入試)
清泉女学院では複数回の入試を実施しています。
帰国生入試
- 試験日:12月下旬
- A方式とB方式があり、併願可能
- 英検準1級または1級取得者は、英語の筆記試験を満点とみなし、免除
グローバル入試
- 試験日:2月1日午後
1期入試
- 試験日:2月1日午前
2期入試
- 試験日:2月1日午後
ポテンシャル入試(SP入試)
- 試験日:2月3日午後
3期入試
- 試験日:2月2日午後
- 三教科試験の英語は、取得している英語検定の級によって得点化
アカデミックポテンシャル入試(AP入試)
- 試験日:2月4日午前
公立中高一貫校志願者への配慮
2月3日午後のSP入試・2月4日午前のAP入試の合格者で公立中高一貫校を併願する方は、入試日の受付時に公立中高一貫校の受検票を提示することで、入学金と施設費を延納することが可能です。
活動報告書について
試験時に持参する活動報告書には、5年生と6年生の欠席日数、志望理由、校内・校外における活動を記入します。本人の思いが伝わる内容を意識して、分かりやすく簡潔に書くことが推奨されます。
募集要項
募集人員
各回の詳細は募集要項をご確認ください。
出願方法
Web出願(miraicompass)のみとなります。写真は不要です。入試説明会で丁寧に説明があり、学校HPにも動画で説明があります。
入学検定料
各種支払い方法から選択可能です。
特待生制度
帰国生入試・グローバル入試を除くすべての入試において、合格者の中から特に優秀と認められる者を特待生として選抜し、入学金・施設費・1年間の授業料合わせて88万8000円を免除します。
学費の目安
- 入学金:300,000円
- 施設費:120,000円
- 制服およびその他学用品費:110,000円
- 授業料:36,000円/月
- 維持費:9,000円/月
- 積立金(副教材費等):10,000円/月
- 生徒会費:1,000円/月
- 泉会費:1,000円/月
任意購入:盛夏服(2タイプ)各およそ20,000円、コートおよそ23,000円、セーター・カーディガン各およそ7,500円、スラックスおよそ17,000円
当日の対応
道路から正門までの間に係員の方が数名、正門から受付まで在校生と先生が何人もいて、手厚い対応があります。受付でプリントの配布があり、丁寧な案内が行われます。
詳細な募集要項は、必ず学校公式ホームページでご確認ください。
おすすめポイント
1. 創立以来続く「倫理」の授業
清泉女学院の最大の特徴は、創立以来6年間必修で実施されている「倫理」の授業です。キリスト教をベースとしつつ、キリスト教以外の宗教や思想などを幅広く学び、生徒一人ひとりの視野を広げ生き抜く力を育みます。在校生にも人気が高く、卒業後も心の支えになる授業として評価されています。
2. 世界17カ国63校の姉妹校ネットワーク
聖心侍女修道会を母体とする世界的なネットワークを持ち、グローバルな視野を育む教育環境が整っています。ベトナムスタディツアーやボストンカレッジ夏季研修など、国際交流プログラムが充実しており、海外大学への進学実績もあります。
3. 全国トップクラスの音楽部
音楽部は国際大会で総合グランプリを獲得するなど、全国トップクラスの実績を誇ります。「清泉サウンド」と呼ばれる透明感のある温かい声が伝統として受け継がれており、約9割の生徒がクラブ活動に所属する文武両道の校風です。
4. 4つのスペシャルプログラム
「ライフオリエンテーション」「グローバル」「ライフナビゲーション」「サイエンス・ICT」の4つのスペシャルプログラムにより、知識と心の両面から生徒の成長を支援します。中学3年間の探究プログラム「My Story Project」では、自ら探究テーマを見つけてプレゼンテーションを行います。
5. 充実した進学実績と推薦入試
2024年度は東京大学2名をはじめ、早慶上智に65名、MARCHに58名が合格するなど、安定した進学実績を誇ります。上智大学カトリック高等学校特別入学試験や、横浜市立大学、慶應義塾大学などからの指定校推薦も充実しています。
6. 人気の制服
ギンガムチェックとストライプから選べるブルーの盛夏服は、洗濯機で丸洗いできる仕様で、多くの生徒や保護者に人気があります。冬服のネクタイスタイルも「かっこいい」と好評で、制服に憧れて受験する生徒も少なくありません。
7. 1コマ65分のゆとりある授業
授業時間は1コマ65分で、基本1日5時限です。「導入(目標の確認)・実践・振り返り」までの一連の流れを1コマの中で完結させることができ、予習・復習・宿題に取り組みやすく、通学時の荷物も少なくなるメリットがあります。
8. 鎌倉の自然豊かな環境
玉縄城跡の小高い丘の上に位置し、相模湾・箱根・丹沢を遠望できる自然豊かなキャンパスです。大船駅から5路線が利用でき、通学の利便性と豊かな自然環境を兼ね備えた理想的な立地です。
まとめ
清泉女学院中学高等学校は、1947年創立のカトリック系完全中高一貫女子校です。「神のみ前に 清く 正しく 愛ふかく」という教育理念のもと、キリスト教精神に基づく「倫理」の授業を中心に、知識だけでなく豊かな人間性を持った「平和の種をまく人」の育成を目指しています。
世界17カ国に63校の姉妹校を持つ国際的なネットワークを活かし、グローバルな視野を育む教育環境が整っています。ベトナムスタディツアーやボストンカレッジ夏季研修など、多彩な国際交流プログラムも魅力です。
教育システムは前期(中1~中2)、中期(中3~高1)、後期(高2~高3)に分かれた完全中高一貫で、6年間の発達段階に応じた「ライフオリエンテーション」「グローバル」「ライフナビゲーション」「サイエンス・ICT」の4つのスペシャルプログラムにより、生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばします。
進学実績も安定しており、2024年度は東京大学2名をはじめ、早慶上智に65名、MARCHに58名が合格するなど、多くの卒業生が希望する進路を実現しています。上智大学カトリック高等学校特別入学試験や、多数の難関大学からの指定校推薦など、推薦入試も充実しています。
音楽部は国際大会で総合グランプリを獲得するなど全国トップクラスの実績を誇り、約9割の生徒がクラブ活動に所属する文武両道の校風です。「清泉サウンド」と呼ばれる透明感のある温かい声は、清泉女学院の伝統として受け継がれています。
1コマ65分のゆとりある授業、選べる盛夏服が人気の制服、玉縄城跡の自然豊かなキャンパスなど、生徒が充実した6年間を過ごせる環境が整っています。
中学受験を目指すお子様にとって、清泉女学院中学高等学校は、確かな学力と豊かな人間性を育み、グローバルな視野を持って社会に貢献できる女性に成長できる学校です。キリスト教精神に基づく温かい校風の中で、「あなたはあなたのままで素晴らしい」という価値観を大切にしながら、一人ひとりの個性を伸ばすことができるでしょう。
学校説明会やオープンキャンパスなどのイベントに参加して、ぜひ実際の雰囲気を体験してみてください。清泉女学院の教育理念や校風が、お子様の成長に合っているかをご確認いただくことをおすすめします。
中学受験に挑戦される皆さまを応援する気持ちを込めて、参考にしていただき、少しでもお役に立てれば嬉しいです。ただし、最新情報や正確な内容については、本記事と異なる場合があります。入試情報や学校行事の詳細は、必ず各学校の公式ホームページでご確認ください。

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